2021年3月の記事一覧

卒業証書授与式の実施につきまして(御報告) 3月15日掲載

                                      令和3年3月12日

 保護者の皆様

            卒業証書授与式につきまして(実施の御報告)

 本日3月12日(金)第39回卒業証書授与式を挙行いたしました。コロナウィルス感染リスク低減から、

保護者の皆様の参加を見送らせていただき実施させていただきましたが、このことについての御理解・御協

力をいただきましたことにつきましても、深く感謝を申し上げます。以下に、校長式辞を掲載申し上げます。

 

                    式  辞

 

 通信基地の敷地の高い空からヒバリのさえずりが聞こえ、夕暮れ時には、夕日のオレンジと残照の青のコン

トラストに、富士山が美しく映える、春の楽しさを予感する季節となりました。

 

  ただいま担任の先生より呼名を受けた314名の皆さん、御卒業おめでとうございます。3年間の高校生活

を終えようとし巣立つ今、皆さん一人ひとりの気持ちはいかがでしょうか。ただぼんやりと過ごすだけでは、

卒業は実現しません。学業に励み邁進し、卒業の切符を、卒業証書を手にすることができたのです。

  

 学業を主としつつ、ある生徒さんは部活動に邁進し、ある生徒さんは生徒会活動に意欲的に取り組み、ある

生徒さんはボランティア活動の場所を見つけ情熱を傾け、ある生徒さんは社会を知りたいという意図から病院

等の実習で貴重な経験を得た、と聞いています。学校の内、外の活動で皆さは大きく成長したことでしょう。

 

 最終学年の今年度、未曾有のコロナ禍の中、先が見通せない中、先に延びる臨時休業の後、6月1日一斉登校、

個別・分散登校、7月31日終了の1学期、短い夏休み、8月24日2学期開始と、予定が変更する中で、4月

からの自らの行き先・進路を決定することができたのです。

 

 学校全体としてはどうでしょうか。ウィズコロナという状況で、生徒会の皆さん、3年生の皆さんが中心となり、

中央祭・体育祭に代わる行事として、中央フェスタ文化の部・体育の部として実施し、成功させることができたの

です。規模を縮小したとは言え、体を鍛え、長距離走大会で走り抜くことができたのです。

 

 後の所沢中央高生は、今年の卒業アルバムに、マスク姿の皆さんが、伝統を止めることなく、逆に、新しい行事

を創造し、実施した、その姿を見て、感動や共感を覚えることでしょう。また、私からも、そのような、皆さんの

前を向いた姿勢に、深く感謝を申し上げたい、と思います。

  

 卒業後も、在校時と同じく、積極的に、主体的に行動するようにしてください。そのようにする時、こころの中

に“しっかりしたもの”“確かなもの”が生まれます。皆さんがやがてなる大人達とは、こころの中に“しっかりしたの”

“確かなもの”を数多く持っている人達のことです。

  

 卒業生の皆さんに、3つお願いを申し上げます。

 1つは、御家族の皆様、友達、担任の先生、先生方への感謝をお願いしたい、ということです。

 2つ目は、外向きの生き方をしていただきたい、ということです。外国へ行けば、外向きの生き方ができる、

ということではありません。家庭に居ても、外向きの生き方はできるのです。

 3つ、これは皆さんにお伝えしたいことになるのですが、人生に勝ち組、負け組といったものは、ないという

ことです。ですから、その時々にベストを尽くし、御自身が掴んだ人生をどうどうと歩んでいただきたい、と思

うのです。

 

 最後に、卒業生の皆さんに、これから歩む長い人生の時々に、力を与えてくれる、思い出していただきたい、

ことを申し上げます。それは、詩人の 吉野 弘 様が本校校歌の歌詞に寄せた次の一節からです。

 

 “われら皆 われら皆 所沢中央高校の友”

 

 皆さん、卒業おめでとうございます。

 

                                     令和3年3月12日 埼玉県立所沢中央高等学校長 石川 恭樹