ご理解とご協力 ありがとうございました【校長室だより】

 卒業生保護者のみなさま。やむを得ぬこととは言え、今回このような形での卒業式となったことを、校長として誠に心苦しく感じております。どうかご容赦ください。

 式の最後、式歌『旅立ちの日に』に先立ち、タクトを振る生徒が保護者のみなさまの思いに触れ、「今頃両親は家で悲しい思いをしていると思う」とのスピーチをしました。胸がいっぱいになりました。

 一刻も早い終息を願っております。

 式後、校長室を訪れてくれた卒業生が、「でも楽しかったです」と笑顔を残していってくれました。うれしかったです。

 みなさまのご理解とご協力のおかげで、学校周辺もまったく混乱はありませんでした。心から感謝いたします。

 以下、印刷配布した校長式辞です。

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 卒業生諸君。本日はおめでとうございます。こうして節目の一日を迎えましたことは、諸君のみならずご家族、そして私たち教職員にとっても、この上ない喜びであります。

 本校を巣立っていく310名の諸君に、私から「日々新面目あるべし」という言葉を送ります。新潟出身の歌人會津八一(あいづ やいち)の言葉で、「日々新たな姿を見出す生き方をせよ」という意味です。

 ともするといままでどおり、これまでどおりになりがちな日々の暮らしの中で、新しい姿を見出すことは決してやさしいことではありません。何より、経験したことのない未知の世界は、誰にとっても不安で近寄りがたいものがあります。

 しかし、それをいたずらに恐れることなく、あえて一歩踏み込み、驚き楽しんでみることが、諸君の人生をよりいっそう豊かなものにするはずです。勇気を持ちましょう。本校での3年間が、そういったときの支えとなれば幸いです。

 保護者のみなさま。改めておめでとうございます。これまで卒業生諸君の学校生活を支えていただいたこと、そして本校に対しさまざまなお力添えをいただいたことに対し、心からお礼を申し上げます。卒業が本人の努力の結果であることは言うまでもありませんが、それもご家族の励ましがあってのことと受け止めております。ありがとうございました。

 では卒業生諸君。良い人生を。