校長室だより

第2学期のスタート【校長室だより】

 今日から2学期がスタート。さすがに全員が集まると体育館の中の気温もそれなりに上昇しますが、それでも外から吹き込む風には秋の気配があります。
 始業式ではこんな話をしました。

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 長い休みのあと、いつも思うことですが、こうして、みなさんが何事もなく登校してきたことは、何よりもうれしいことです。
 今日からまた、よろしくおねがいします。

 さて、みなさんは34年前に起きた日本航空のジャンボ機墜落事故のことを知っていますか。
 昭和60年、1985年8月12日に発生し、乗客乗員あわせて520名が亡くなった、史上最悪と言われる航空事故です。
 ちょうどその日、私は泊りがけの研修で秩父にいました。
 食事が終わって、みんなでテレビのニュースを見ていたら、埼玉と群馬の境で連絡が取れなくなったという情報が流れ、もしかしたら近くに墜落したのでは、と大騒ぎになったことをはっきり覚えています。
 その後、乗客の中に歌手の坂本九さんがいたということがわかりました。
 『上を向いて歩こう』という歌や、『新八犬伝』という人形劇のナレーターを通じ、日本中の誰もが知る有名人でした。

 この時、本当ならこの飛行機に乗る筈だった有名人の一人に、明石家さんまさんがいます。
 この日、東京で番組の録画撮りを終えてからこの飛行機で大阪に戻る予定だったのが、たまたま録画撮りが早く終わり、一つ前の飛行機に乗ったため、難を逃れることができたのだそうです。
 さんまさんが座右の銘にし、娘のIMALさんの名前の由来ともなった「生きてるだけで丸儲け」という言葉は、この時の経験が大きなきっかけになった、と聞いています。
 あの大事故からたまたま逃れて命拾いすることができたという経験は、その後のさんまさんの人生に、とても大きな影響を与えているのかもしれません。

 3年間の高校生活、過ぎてしまえばあっという間の出来事なのですが、今、リアルに過ごしているみなさんにとってはそれぞれ、いろいろな思いの入り混じる毎日ではないかと思います。
 ひとりぼっちでいることをさびしく感じるときもあれば、みんなでいることを煩わしく感じるときもあるでしょう。
 誰かとつながっていないと不安で仕方ないときもあれば、いいから放っておいてほしいと感じるときもあるはずです。
 いろいろ気苦労の絶えない毎日ではありますが、「生きてるだけで丸儲け」とつぶやいてみると、少し前向きな気分になれるかもしれません。

 2学期も、みなさんが元気に過ごしてくれたら幸いです。

吹奏楽コンクールで金賞!【校長室だより】

 7月31日(水)に久喜総合文化会館で行われた埼玉県吹奏楽コンクール高校Cの部で、吹奏楽部が金賞をいただきました。
 演奏した曲は、福島弘和作曲『梁塵秘抄~熊野古道の幻想』。
 4月に行われた定期演奏会でも演奏された曲です。

 29日(月)に校内でリハーサルがあり、演奏を聴くことができました。
 音の入りがしっかり揃っていて、人数以上に音の厚みが感じられる演奏でした。
 当日もきっとすばらしい演奏だったのだと思います。

 おめでとうございます!

学校評価懇話会【校長室だより】

 7月27日(土)に学校評価懇話会が行われ、生徒代表として生徒会本部役員14名の諸君が出席しました。

 この会は学校運営の状況について、生徒の代表、学校評議員、保護者の代表と学校との意見交換を行うことが目的です。
 学校行事や進路を踏まえた学習指導、さらにHPの充実といったことについて、積極的な意見を聞くことができました。
 一人ひとりが、自分のことだけでなく学校全体のことを考えていてくれていることがよくわかりました。
 これからの所沢中央高校をよりよいものにしていくための参考にしていきたいと思います。
 ありがとうございました。

フロアボールU-19世界選手権本大会【校長室だより】

 先日、校長室にこの3月に卒業した熊谷将君がやってきました。

 昨年の10月4日、ホッケーに似たフロアボールという種目で、U-19の日本代表に当時本校の3年生だった熊谷君が選出され、カナダでの本大会に出場が決まった、という記事を書きました。
 その報告にやってきてくれたというわけです。

 本大会には全部で16カ国から代表チームが参加。熊谷君もディフェンダーとして活躍したそうです。
 結果はやや残念ながら、16カ国中15位だったそうです。
 それでも、予選では8対8で勝ちきれなかったニュージーランドに、本大会ではみごとに12対2で勝利。
 ちょっと溜飲を下げた、というところでしょうか。

 今後の活躍を期待しています。

文化祭ポスターができました【校長室だより】

 第40回中央祭のポスターが完成しました。

 昨年は美術選択者の作品から選びましたが、今年は公募としました。
 作画は3年生の坂本安那さん。とても若々しく、明るくて本校らしいポスターに仕上がりました。

 テーマは「第令和・翔んでCHUO」。
 第40回、40周年と「零」のつく節目の年と、新たな元号の始まりということで、第1話に先立つ第「零」話と「令和」をかけているのだそうです。

 新しい時代に向かって心機一転。
 みなさまのおいでをおまちしております。

学習支援ボランティア【校長室だより】

 お隣にある中央小学校で行われている「夏休みチャレンジ教室」に、本校から32名の生徒諸君が学習支援ボランティアとして参加しています。

 小学生のみなさんが取り組む算数の課題について、マル付けをしたり簡単なアドバイスをすることが支援の内容です。
 ちょっとしたことではありますが、「教える」立場に立ってみるとふだん見えていないことも見えてきます。
 それは参加している本校の生徒諸君にとっても、自身の「学び」を深めるたいへんよいきっかけになるはずです。

「命」について考える【校長室だより】

 7月17日(水)に1学年の沖縄修学旅行の事前学習会を行いました。
 沖縄への修学旅行では、平和学習の一端として戦争の悲劇を学びます。
 今回はさらに一歩踏み込み、「命」について正面から取り上げる時間となりました。

 若くして病気で亡くなった男性が子どもに宛てた手紙。
 彼の最期の様子を主治医の目から綴った手記。
 それらが、担任の先生たちによって朗読されました。
 沖縄戦で亡くなった方の手記も、紹介されました。

 「命」を手掛かりにしたことで、生徒のみなさんには戦争の悲劇がより具体性をもって伝わったのかもしれません。
 書いてもらった感想には、さまざまな思いが記されていました。
 ほんの一部ですが、目に留まったものを紹介します。

◎ 命は自分ひとりのものではなく、他人のためのものでもあると思った。

◎ 
とてもつらいことだったり苦しいことだったけれど、すべてを受け入れて最後まで生きぬいた人をすごく尊敬しました。

◎ 
「死」を克服するのは「愛」だ、という言葉がすごく心に刺さった。今、自分がどれほど家族に愛されているのかが簡単に想像がついて胸がいっぱいになった。

◎ 
一人の人が死ぬだけで大きな悲しみとか後悔があるということに改めて気づかされた。一人の死でも大きなことなんだなと感じた。

◎ 
死ぬことは周りの人たちに心を強くゆさぶることがよくわかりました。

◎ 
死は他人事ではないし、もし、自分の身近な人が病気で死んでしまったら、と考えると、泣きたくなりました。

◎ 
沖縄で戦争をしていたのは知っていたけど、これほどつらい事だったのをあらためて知った。

◎ 
人の命にはたくさんの人の思いがあると知った。

◎ 
生と死、戦争、平和、余命、病気、目標、家族。全体として普段からあまり考えないことを今回考えさせられる時間になりました。

彩の国進学フェア【校長室だより】

 7月20日(土)と21日(日)の2日間にわたって、彩の国進学フェアがさいたまスーパーアリーナで開催されました。

 2日間通じての参加者は58,162名。
 本校のブースには243組の方がおいでくださいました。

 なお、夏休み中に行われる本校の行事は次のとおりです。
 たくさんのみなさまのおいでをお待ちしております。

 7月27日(土)夏休み部活動体験入部【トップページから申し込み可】
 8月 3日(土)夏休み部活動体験入部【トップページから申し込み可】
 8月27日(火)学校説明会@狭山市市民会館【申し込み不要】

1学期終業式【校長室だより】

 本日は第1学期の終業式。
 生徒指導部からの講話で「あいさつは自分の元気を他人に分け与えること」という話がありました。
 とても、心に残ることばです。

 校長からは次の話をしました。

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 4月の始業式で、本校の「目指す学校像」についてお話をしました。
 「節度ある生活、考える授業、達成感の持てる部活動を通じて希望の進路をかなえる学校」。
 節度を持って、高校生としてふさわしい態度で過ごしましたか。
 自ら考える姿勢を持って授業を受けましたか。
 部活動や行事を通じ、何か達成感は持てましたか。
 完璧でなくてもかまいません。
 こういった毎日の積み重ねを、希望の進路に結び付けていきましょう。

 先日、高校時代の同窓会がありました。
 50歳を半分以上過ぎたおじさん、おばさん同士で何が始まるのかというと「ふるふる」です。
 そのあと、みんなで一緒に撮った写真をLINEでやりとりして、まあ、なんと便利な世の中になったものだなあ、と感心するばかりです。

 実は私、キャリアだけは長いスマホユーザーです。
 出始めの頃、とにかく小さいのに電話はできる、辞書はひける、録音はできる、写真は撮れる、メールは出せる、動画は見られるで、これを使わない手はないだろう、という気分でした。
 今ではもう、みなさんもご存知の通り、いつでも、どこでも、誰にでもつながる道具になっています。
 使ってみると本当に便利です。
 便利すぎて、怖いくらいです。

 さて、今、便利すぎて怖い、と言いましたが、みなさんはどう思いますか。
 おそらく、ここにいる人たちの中にもスマホを持っている人が相当数いるはずです。
 便利すぎて怖い、と感じたことはありますか?
 みなさんにとってスマホは「あって当たり前」のもので、もしかすると「怖い」どころか「便利」だとさえ感じないのかもしれません。
 火曜日のSNS講演会を思い出してください。
 この小さいスマホが持つ「いつでも、どこでも、誰にでもつながる」という機能は、使いようでプラスにもマイナスにもなります。
 安心と不安、と言い換えてもいいかもしれません。

 寺田寅彦という物理学者、この人は夏目漱石の弟子でもあり、俳句や随筆の書き手としても有名ですが、彼の書いた文章の中にこんなことばがあります。
 「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当に(道理にかなって・正しく)こわがることはなかなかむつかしいことだと思われた」

 これは、地震や津波といった災害についてよく引用されることばですが、私はほかにもいろいろなところであてはめることのできることばではないかと思います。
 スマホもそう。
 自転車もそう。
 今こうして使っていることばだって、使いようによって人を不安にさせることもあれば、安心させることもあります。

 明日から夏休みが始まります。
 みなさんにとって、学校で先生から指示されたり指導されたりする場面が減るぶん、自分で判断して行動しなければならない場面が増えると思います。
 それはみなさんの成長にとってたいへんよい機会だと思います。
 もしかすると、ちょっとした失敗はあるかもしれません。
 しかし、必要以上にこわがっていては何もできません。
 「なかなかむつかしいこと」には違いありませんが、ぜひ「正当に(道理にかなって・正しく)こわがること」をひとつのテーマとして、いろいろなことにチャレンジしてください。

 9月、またみなさんで元気に会いましょう。
 よい夏休みを。

1学期仕舞の大掃除【校長室だより】

 本校においでになるお客様と話をしていると、必ず話題に上るのが「きれいな学校ですね」ということです。
 40年目ということで、施設そのものは決して新しくはないのですが、よく清掃がいきとどいています。生徒のみなさんも、教職員も、細かいところまで気を付けてくれています。花壇には季節の花が植えられ、木々の緑も豊かです。

 今日は1学期仕舞の大掃除。今も校長室の前を、廃棄する書籍を抱えた生徒たちが通り過ぎていきました。

 うれしいことがありました。本校の植栽事業(5月28日の校長室だよりをごらんください)について、環境教育支援事業としての研究助成金をいただくことができました。大きな金額ではありませんが、花の苗をいつもより多めに買えるくらいのお金です。なにより、生徒のみなさんの取組を評価されたことをうれしく思います。

 1学期も明日で一区切りです。