ごあいさつ

ごあいさつ

埼玉県立所沢中央高等学校長  浅倉 直樹 

 

  本校、所沢中央高校は、昭和55年に開校し、今年43年目を迎えました。地域の大きな期待を担いながら14,169名の卒業生を世に送り出し、社会の様々な分野で活躍する多くの人材を輩出してまいりました。これらの歴史は、本校の「心を育くみ、輝く未来へ」のキャッチフレーズに基づく教育の成果でもあります。今後も、地域に愛され、皆さんとともに歩み続ける学校でありたいと考えております。

  さて、本校における私の感想です。多くの生徒が、「明るく、楽しく、元気よく」、学校生活を送っているな…と感じています。「部活動に頑張っている」、「学校行事に頑張っている」、「勉強に頑張っている」…そのような生徒の姿、「笑顔」を見ることができ、校長としてとてもうれしく思います。そして、この「笑顔」こそが、本校の誇れる強みです。

 「笑顔」のための柱は3本。「勉強」「学校行事」そして「部活動」です。現代社会は、エネルギー問題、経済問題、少子高齢化問題など、きわめて多くの複合的な問題に直面しています。もちろん、新型コロナウイルスに係る問題もその一つです。所沢中央高校では、こうした困難な時代・状況を乗り越えるために、学習はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組みながら、人間力を総合的に高めます。そして、「やさしさ」「たくましさ」「チームワーク」「リーダーシップ」などを兼ね備えた、バランスの取れた人材を育成してまいります。

 2学期の始業式では、「夢」や「目標」など「好きなこと」に全力を尽くす時間、例えば、大会に向けて頑張って練習する時間がいかに素晴らしいか、という話を生徒にしました。勉強にしても、スポーツ、芸術にしても、まずは興味を持って、「好き」になって、さらに勉強に、練習に打ち込んでいくと、そこに「楽しんでいる」本当の自分がいる。そんな「楽しんでいる」本当の自分に出会うことが大きな「学び」であり、そうすることで「夢」は自ずと実現します。

 生徒の皆さん一人一人が、学校生活をとおしてステージアップし、「夢」や「目標」に向かって「楽しんでいる」本当の自分に出会えることを心から願っています。